購入車・譲渡車問わず
納車初日にすべき3つのこと
はじめに
以前 コスパ・タイパよく中古自動車を購入する解説をしましたが
安い(古い)車の恐い所は 早期の故障
せっかく安く買っても予期せぬ修理費に追われれば
なんの意味もありません
この問題を完全クリアは出来ませんが 最低限のチェック(交換)でも
”早期故障率低下”&”車の長持ち度UP”は可能です ♪(^∇^*)
今回も”なるべくお金をかけずに”を優先しますので
参考にしていただけましたら幸いかと・・・ (^人^)
車の寿命について
昔から「もうこの車も寿命かな」と考える目安が2つあり
①エンジンの故障 ②電装系パーツの連鎖的故障 でした
①エンジンの故障
エンジンの故障とは
- なおしきれないオイル漏れ
- 修理不能なアイドリング不調
- 強い違和感を(恐怖すら)感じるエンジン音
こんな感じでしょうか
原因として大きいのは 走行距離数と経年劣化
エンジンはとても過酷なお仕事をしているので
(内部で気化した燃料が連続して爆発しているのですから)
使えば使う程 傷むのは当然ですよね (-_-)
車の寿命としては解りやすい項目ですので
修理に出してみて見積りがあなたの思う限度額以上であれば
「この車は寿命」と割り切りやすい事と思います
②電装系パーツの連鎖的故障
電装系パーツの連鎖的故障とは
電装系パーツが1か所目故障→修理→後日別の電装系パーツが故障
こんな事が数ヶ月単位で何度も起こる負のルーティンです
この様な連鎖が起きる原因は
個々のパーツの経年劣化とバッテリーの劣化
同じ車に搭載され 使われる各パーツは
当然 同じ位のスピードで寿命へ向かうもの
同時期に壊れ始めるのも おかしな事ではないかと
ではバッテリーの劣化がなぜ電装系パーツに良くないかと言えば
弱ったバッテリーを使い続けていると
電気の特性として「今」電力を必要としている箇所に
発電機で作られた電力が一挙に流れ込むから {{{(>_<)}}}
そのまま使い続けると バルブ(電球)系パーツやコイル系パーツ等
脆い箇所は短期間でやられてしまいます
バッテリーは”エンジン始動出来ればいい”訳では無いのです
最近の車ならここに
③ATミッションの故障④ハイブリッドカー用大型バッテリーの故障
も加わるかと思いますが(壊れると大金がかかる箇所の例)
これらは中古車を手に入れた段階では
どのくらい傷んでいるかわかりませんし
簡単・安価な故障予防もありません
壊れない様 祈りましょう(笑)
さて 何をもって「車の寿命」と考えるべきか?単純に言えば
「この車にあとどのくらいの期間乗るか」と
「(今後)支払う修理費・維持費」の兼ね合いです
全ての故障を予測し先手を打つ事は出来ませんが
比較的簡単・安価で出来るトラブル予防は
考えておいた方がよろしいかと ( ˘︹˘ )
タイヤ
ではまずタイヤのチェックから始めましょう
こう書くとタイヤ接地面のスリップサイン(タイヤの溝の深さが
1.6ミリ以下になると出る)の話かと思うでしょうが
そうではありません
そもそもスリップサインが出てしまうと車検に通らないため
大手カー用品店で安全点検を受けてもすぐ指摘されます
私が今回皆さんに確認をおすすめしたいのは
タイヤ側面のひび割れ です
タイヤはゴム製品ですし 風雨にさらされまくっているため
使い続ければどんどん劣化していきます
そして一般的には 三-四年程 経過した辺りから
ひび割れがおき始め 年をおうごとに酷くなっていき
最終的には下の画像の様な 大きなクラックに成長していきます
↑ (#°Д°)マジカヨ
小さなひび割れは後にエア漏れの温床となり
タイヤ側面のエア漏れは修理できない為
目立ってきた段階でタイヤ交換を考えるべきですし
大きなクラックは走行中のバースト(タイヤ破裂)事故に直結する為
命に関わる 重大事故に繋がりかねません
目視で簡単に確認できる項目ですので確認しておきましょう(¬_¬ )
オイル
エンジンオイルはエンジンの保守・洗浄を担っている為
オイルチェックはエンジン保守の基本であり常識
車を手に入れたらオイルチェックは必須なのです
エンジンルームを開けると下の画像の様なオイルゲージの
取っ手がありますので 引っこ抜いてみましょう(笑)
オイルゲージに付着しているオイルに
透明度が残っていれば 問題はありませんが
(透明度とは無色という意味ではありません
エンジンオイルは茶褐色が多いです)
オイルに透明度が残っておらず真っ黒でしたら
交換した方が良いでしょう
中古車屋で買った車なのだからオイル交換位しているだろう…は
楽観的すぎるかもしれません
私の経験上ですがお店サイドから「オイル交換しておきますから」と
言われたのに納車時チェックしてみたら
していなかった事が二度ほどあります(-_-#)
エンジンオイル交換はガソリンスタンドやカー用品店なら
(オイルのグレードにもよりますが)数千円で出来ますし
オイル会員制のあるお店なら会員になっておけば
その後 優遇も受けられます(オイル交換費用無料等)
あなたがこの先 数年以上カーライフを続けるのなら
行きつけのお店を作っておくのは損ではありませんよ
バッテリー
中古車屋で車を買った時 バッテリーの調子を聞くと必ず
「問題ありません」と言われますが
何も問題はないという意味ではありません
「今エンジンを始動するのに問題はない」
という意味であり基本的に中古車に積んであるバッテリーは
ある程度劣化しています
内部的にどの程度傷んでいるのかを分析するのは
(専門機器等あれば別ですが)難しいので
目安になりやすいのはやはり見た目(外観)でしょうか
下の画像は新品で購入し2年使ったバッテリーです
バッテリーの寿命は安い物で2年
高品質なら3年以上と言われますので
私自身は中古車購入時 バッテリーの見た目が”使用感たっぷり”なら
新品かつ高品質なものに積み替えています
前述の通り劣化したバッテリーを使い続けるのは
車全体の寿命に関わるため中古車購入時のバッテリー交換は
使用者の安心感にも繋がります ♪(´▽`)
高品質バッテリーは軽自動車用でも一万円以上しますが
「車の寿命要因」が1つ緩和されるのは
金額以上に有り難い事と私は考えています
最後に
車を保持し続ける時
税金・車検費用等の固定費や燃費などは計算(予定)しやすいですが
イレギュラーかつ高額な故障が起きてしまうと
せっかく手に入れた愛車を手放す事になりかねません
しかし自動車の保守整備と言うものは
お金をかけようと思えばいくらでもかかってしまい
キリがありません
ただ今回解説した三点は
最も基本的かつ放置しないでほしい事
実際にあなたがこの解説通り行うかどうかは自由ですが
チェックだけは!していただきたいと
思う次第なのです お願いいたします m(__)m